蜻蛉の手帳

北海道東部を拠点に、昆虫のトンボを中心とした観察記録・写真を掲載しています。 なお、某有名文房具とは一切関係ございません。

カテゴリ: 哺乳類

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シオカラトンボ♀:羽化


ほぼ半年ぶり(あるいは2年ぶり)に、トンボをメインとした観察に出ました。
感覚を取り戻すべく、初心に戻ってシオカラトンボの羽化に立ち会いましたが、羽化の光景はいつ見ても良いものです。



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キタキツネ

かなり集中していたので、物音に驚いて顔を上げた先にはキタキツネが。
ヒグマでなくて良かったと安心しつつ、我を忘れて生きものと向き合うのは性分に合っていると、改めて実感しました。


弟子屈町 2024年6月7日

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ウサギ目 ウサギ科 ノウサギ属
エゾユキウサギ(Lepus timidus ainu)の足跡

(弟子屈町 2022年12月29日) 


明けましておめでとうございます。
本年も、蜻蛉の手帳を宜しくお願いします。


卯年なので、北の大地に暮らすエゾユキウサギを撮影できるかと淡い期待を抱いていましたが、学名の『timidus:臆病な』が示す通り、かくれんぼが得意なので姿すら見る事叶わず、足跡でご勘弁下さい。

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観察初めからかなり間が空きしましたが、雪に埋もれて冬眠していたわけではありません。
と言いつつも、昨日の吹雪で玄関前に高さ1mの雪山ができたので、埋もれていた事には違いないです。

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黒いキタキツネ

吹雪前の観察で、黒いキタキツネを見かけました。
かつて、毛皮目的で道内にギンギツネ(ユーラシア・北米大陸に生息するアカギツネの黒色個体)が移入されたのですが、その後逃げ出して野生のキタキツネと交雑した結果、ギンギツネの遺伝子が含まれた個体がいるようです。
今回の個体は、本来のキタキツネの黄色が絶妙な具合で混ざっていて、一瞬足の長いエゾタヌキかと思いました。


弟子屈町 2020年2月28日 

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クジラウシ目 ウシ科 ウシ属 ウシ〈ホルスタイン・フリーシアン〉
(標茶町 2020年9月13日) 

明けましておめでとうございます。今年も蜻蛉の手帳を宜しくお願いします。

丑年ということで、道東では風景の一部と化しているウシたちに登場してもらいました。
後ろに見えているのは摩周湖南東部にそびえる虹別岳です。


最近は生物分類の大幅改変により、グループが合体・分離したり、カタカナ表記に統一されたりと色々変わりつつありますが、ウシが該当する旧偶蹄目(ウシ目)はクジラ目と合体して『鯨偶蹄目(くじらぐうてい目 or クジラウシ目)』に表記が統一されつつあるそうです。
全部にウシが入っているので、ネコイヌキツネ属(キタキツネ)や、サル目のネズミキツネザル属よりはまだわかりやすいかもしれませんね。

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ホンサナエ♂

エゾカオジロトンボ祭り見物の翌日、知り合いの虫屋さんからホンサナエがたくさんいると聞いていた水辺に向かいました。すると出し抜けに発見し、見れば汀で目を光らせるオスの姿が点々と見えます。
歩いて確認した約500メートルほどの範囲だけでも、40個体前後いました。

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個体数が多かった事も幸いしてか、中にはかなり近距離まで寄らせてくれるオスもいたので、広角撮影もこの通りです。

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ホンサナエ♂:パトロール&探雌飛翔

一つ面白かったのが、夕方近くになると多くのオスがホバリング気味に水面近くを飛行する行動を頻繁に行っていた事です。

以前に、オナガサナエのオスが早朝の川面でホバリングを行いながらメスを待つ光景を見た事がありましたが、ホンサナエも似たような行動を取るとは知りませんでした。
また、この日は計5時間水辺で行動を見ていたのですが、その間にメスが現れたのはわずか3回。しかもその内の2回は、オスに捕捉されて連れ去られ、産卵に成功していたのは1回だけでした。それも、オスの密度が一時的に薄くなった瞬間を見計らうかのようにパッと現れ、打水産卵後にすぐさま上空に離脱するという早技で、その間はわずか3〜4秒!?

メスに出会うのは、なかなかに難しそうです。

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水面を凝視するオジロワシ

陽も傾き、そろそろ引き上げようかと荷物をまとめ始めた時、水面上空にオジロワシが現れ、何やら下を凝視した後に飛び去りました。

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水面を泳いで横断するエゾシカ♀

オジロワシの目線の先を辿ると、なんとそこには水域を泳いで横断するエゾシカが。対岸へ行くために、岸辺を回り込まずに近道して泳いで来たようです。
当のエゾシカは「なんでこんなところにいるの!?」という目線を向けていますが、こっちも同じ心境です。エゾシカはこの後無事に上陸し、私に一瞥くれると森の中に消えて行きました。

ホンサナエの乱舞という素晴らしい光景と共に、シカも近道するのだなぁと、面白い事の多い一日でした。 


釧路湿原 2020年6月14日 

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