蜻蛉の手帳

北海道東部を拠点に、昆虫のトンボを中心とした観察記録・写真を掲載しています。 なお、某有名文房具とは一切関係ございません。

カテゴリ: チョウ

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ルリシジミ

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コツバメ

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ムラサキツチハンミョウ♀:ヒメイチゲを摂食

今回は、リングストロボを使用しての動物編です。
やはり、影を中和できるためか、明るい印象で写せますね!
正に世界が広がったという心境です。 

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シマヘビ(黒化型)

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エゾリス

久々に、地面に寝転んだ体勢での撮影が多かったのですが、ふと気配を感じて見上げた樹の影から、エゾリスがこちらの様子を伺っていました。
側から見れば、「あの人、地面に倒れて何やってんの???」と思われる光景なので、エゾリスも同じ気持ちだったかもしれません。


今回は、天気が薄曇りだった事も幸いして、全体的にシャープに写せました。
全ての状況でストロボに頼る必要はないとは思いますが、光量の都合でこれまで泣く泣くお蔵入りにしていたようなカットは減るかもしれませんね。
カメラ、レンズと合わせた総重量は少し気になりますが(およそ1.5kg前後?)、これも筋トレだとポジティブに考えて使いこなせればと思います。 


弟子屈町 2023年5月5日 

Kumagera
クマゲラの食痕

珍しく蒸し暑い天気の下での観察中、クマゲラが開けた見事な食痕に見惚れていると、足元からトンボの羽音が聞こえました。

Saraqsa
サラサヤンマ♀:産卵

羽音の主は産卵中のサラサヤンマ。
今年はメスの数が随分と多く、同じ場所で2〜3個体が産卵していました。しかも全く水気のない所に産卵する事もあるので、1〜2回ほど産卵中のメスを危うく踏みそうになったほどです。
そして、劇的瞬間を目の当たりにした時は、さっきまで脳内を占めていた蒸し暑さによる不快感が、不思議とどこかへ消えてしまうものですね。

Ainomidori
アイノミドリシジミ♂

帰り際にはアイノミドリシジミまで現れ、短時間ながらも成果の多い一時でした。


弟子屈町 2021年7月9日 

Nihonkawa1
Nihonkawa2
ニホンカワトンボ♂:橙色翅型(上)・無色翅型(下)

Moiwa
モイワサナエ♂

川辺のトンボも続々現れて来ました。
ニホンカワトンボなど、流水性のトンボの羽化を観察したいと常々考えているのですが、近場で確実に生息している場所がヒグマの縄張りでもあるので、遭遇率が高い早朝に行く勇気が未だに出せないでいます。

Ezosiro
エゾシロチョウ:集団吸水

これからの季節、涼しいと思われがちな北海道でもウェーダー着用でのトンボ観察は暑さが伴うので、エゾシロチョウ達を見習って水分補給を忘れないようにします。


阿寒町  2021年6月27日

Sioya1
シオヤトンボ♀:産卵

6月下旬と言えども朝晩肌寒い季節ですが、晴れた日は時に25℃近くまで上がる事もあるので、トンボ達もそれなりに活発になりました。


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シオヤトンボ♂:日光浴

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シオヤトンボ:産卵中の♀(右)・♀を取り合う♂(中・左)
(左の♂が♀のパートナー、中央♂が乱入者)

個体数が多い時は、人気の休憩場所で文字通り『三密』となる事もしばしばです。
ただ、仲良く休憩しているかと思いきや、次の瞬間には『手のひら返しの三角関係からの修羅場』というラブコメの定番的状況(?)にも事欠きません。


Torahusizimi
トラフシジミ:吸水

壮絶な恋のバトルが空中で繰り広げられる中、足元ではのんびりと休憩(観戦)している昆虫もいる訳で、その温度差が面白くもあります。


弟子屈町  2021年6月19日

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フクジュソウ

kujyaku
 クジャクチョウ

北の果てにも春の女神がようやく訪れました。

昨年、仕事の関係でギリシャ神話を調べる機会を得たのですが、フクジュソウの学名(Adonis ramosa)に含まれるアドーニスや、クジャクチョウの学名(Inachis io geisha)に含まれるイナーキスやイオなど、身近な生きものの学名にはギリシャ神の名前が使われている事が多いので、調べれば自ずと神話についての世界が広がるなと改めて実感しました。

ところで、アドーニスは美男子ゆえに、愛と美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)や春の女神ペルセポネー(プロセルピナ)から愛されたそうなので、フクジュソウは春を告げるのに相応しい花ですね。


弟子屈町 2021年4月2日 

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