蜻蛉の手帳

北海道東部を拠点に、昆虫のトンボを中心とした観察記録・写真を掲載しています。 なお、某有名文房具とは一切関係ございません。

2021年04月

Ezoakamaru&engosaku
エゾエンゴサクで吸蜜するアカマルハナバチ:女王

Gankouran
ガンコウラン:雄花

春の花が続々と咲き始めましたが、そんな陽気とは裏腹に先週は2回も雪が降りました。
朝晩いまだに氷点下の道東では、冬と春の最後のせめぎ合いが繰り広げられています。


弟子屈町 2021年4月24日 

fukujyusou
フクジュソウ

kujyaku
 クジャクチョウ

北の果てにも春の女神がようやく訪れました。

昨年、仕事の関係でギリシャ神話を調べる機会を得たのですが、フクジュソウの学名(Adonis ramosa)に含まれるアドーニスや、クジャクチョウの学名(Inachis io geisha)に含まれるイナーキスやイオなど、身近な生きものの学名にはギリシャ神の名前が使われている事が多いので、調べれば自ずと神話についての世界が広がるなと改めて実感しました。

ところで、アドーニスは美男子ゆえに、愛と美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)や春の女神ペルセポネー(プロセルピナ)から愛されたそうなので、フクジュソウは春を告げるのに相応しい花ですね。


弟子屈町 2021年4月2日 

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