蜻蛉の手帳

北海道東部を拠点に、昆虫のトンボを中心とした観察記録・写真を掲載しています。 なお、某有名文房具とは一切関係ございません。

2021年06月

Sioya1
シオヤトンボ♀:産卵

6月下旬と言えども朝晩肌寒い季節ですが、晴れた日は時に25℃近くまで上がる事もあるので、トンボ達もそれなりに活発になりました。


Sioya2
シオヤトンボ♂:日光浴

Sioya3
シオヤトンボ:産卵中の♀(右)・♀を取り合う♂(中・左)
(左の♂が♀のパートナー、中央♂が乱入者)

個体数が多い時は、人気の休憩場所で文字通り『三密』となる事もしばしばです。
ただ、仲良く休憩しているかと思いきや、次の瞬間には『手のひら返しの三角関係からの修羅場』というラブコメの定番的状況(?)にも事欠きません。


Torahusizimi
トラフシジミ:吸水

壮絶な恋のバトルが空中で繰り広げられる中、足元ではのんびりと休憩(観戦)している昆虫もいる訳で、その温度差が面白くもあります。


弟子屈町  2021年6月19日

Tumatorisou
ツマトリソウ

Karakaneito
カラカネイトトンボ♂

今の時期、特に道東では沿岸部で濃霧が発生するのですが、霧の影響で日光が遮られて気温が下がり、6月中旬だというのに朝晩はストーブを点ける事もあります。
そんな季節の湿地に現れるカラカネイトトンボは、正に霧の妖精といったところでしょうか。


釧路湿原  2021年6月18日 

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