Marigoke 
 少し強めの風が数日吹き続いた後、道東中央部に位置する屈斜路湖の岸辺には、謎の物体が漂着します。

Marigoke2
マリゴケ
 
 正体はマリゴケ。枯れた水生植物が波の力で球形に集まった物です。形は阿寒湖の球状マリモと似ているのですが、マリモは生きている藻類の集合体であるのに対して、こちらは枯れた水草などの集合体なので、似て非なる物です。
 『馬糞マリモ』という悲しい別名もあるのですが(というか見た目が完全に馬糞)、 一応、屈斜路湖のある弟子屈町の天然記念物に指定されています。そんな事は微塵も知らなかった学生時代、調査のために湖を訪れた時に暇つぶしに投げて遊んでいたのも、今となっては懐かしい思い出です。

 あと、マリゴケで検索すると『オホーツクに消ゆ』という80年代のゲームが出てきます。


弟子屈町 屈斜路湖 2020年5月23日