蜻蛉の手帳

北海道東部を拠点に、昆虫のトンボを中心とした観察記録・写真を掲載しています。 なお、某有名文房具とは一切関係ございません。

カテゴリ: 哺乳類

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サラサヤンマ♂

飛翔撮影の練習も兼ねて、サラサヤンマを観察してきました。
木漏れ日差し込む林床でホバリングを交えながら飛ぶ姿は、いつ見ても良いものです。


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ヒグマの足跡(左前足:直径約20cm)

こちらは別の場所で別の日に撮影したヒグマの足跡ですが、
サラサヤンマ観察に然り、基本的にいつも単独かつ誰も来ないような場所でトンボ観察を行っているので、緊張感を常に忘れずに臨みたいところです。


サラサヤンマ:弟子屈町 2024年7月2日
ヒグマの足跡:厚岸町 2024年6月19日

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シオカラトンボ♀:羽化


ほぼ半年ぶり(あるいは2年ぶり)に、トンボをメインとした観察に出ました。
感覚を取り戻すべく、初心に戻ってシオカラトンボの羽化に立ち会いましたが、羽化の光景はいつ見ても良いものです。



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キタキツネ

かなり集中していたので、物音に驚いて顔を上げた先にはキタキツネが。
ヒグマでなくて良かったと安心しつつ、我を忘れて生きものと向き合うのは性分に合っていると、改めて実感しました。


弟子屈町 2024年6月7日

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ウサギ目 ウサギ科 ノウサギ属
エゾユキウサギ(Lepus timidus ainu)の足跡

(弟子屈町 2022年12月29日) 


明けましておめでとうございます。
本年も、蜻蛉の手帳を宜しくお願いします。


卯年なので、北の大地に暮らすエゾユキウサギを撮影できるかと淡い期待を抱いていましたが、学名の『timidus:臆病な』が示す通り、かくれんぼが得意なので姿すら見る事叶わず、足跡でご勘弁下さい。

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観察初めからかなり間が空きしましたが、雪に埋もれて冬眠していたわけではありません。
と言いつつも、昨日の吹雪で玄関前に高さ1mの雪山ができたので、埋もれていた事には違いないです。

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黒いキタキツネ

吹雪前の観察で、黒いキタキツネを見かけました。
かつて、毛皮目的で道内にギンギツネ(ユーラシア・北米大陸に生息するアカギツネの黒色個体)が移入されたのですが、その後逃げ出して野生のキタキツネと交雑した結果、ギンギツネの遺伝子が含まれた個体がいるようです。
今回の個体は、本来のキタキツネの黄色が絶妙な具合で混ざっていて、一瞬足の長いエゾタヌキかと思いました。


弟子屈町 2020年2月28日 

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クジラウシ目 ウシ科 ウシ属 ウシ〈ホルスタイン・フリーシアン〉
(標茶町 2020年9月13日) 

明けましておめでとうございます。今年も蜻蛉の手帳を宜しくお願いします。

丑年ということで、道東では風景の一部と化しているウシたちに登場してもらいました。
後ろに見えているのは摩周湖南東部にそびえる虹別岳です。


最近は生物分類の大幅改変により、グループが合体・分離したり、カタカナ表記に統一されたりと色々変わりつつありますが、ウシが該当する旧偶蹄目(ウシ目)はクジラ目と合体して『鯨偶蹄目(くじらぐうてい目 or クジラウシ目)』に表記が統一されつつあるそうです。
全部にウシが入っているので、ネコイヌキツネ属(キタキツネ)や、サル目のネズミキツネザル属よりはまだわかりやすいかもしれませんね。

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