蜻蛉の手帳

北海道東部を拠点に、昆虫のトンボを中心とした観察記録・写真を掲載しています。 なお、某有名文房具とは一切関係ございません。

カテゴリ: ハチ

Himeitige
ヒメイチゲ

Kotubame
コツバメ

Ezooomaru
エゾオオマルハナバチ(女王):休憩中

フクジュソウがあっという間に葉だけになり、入れ替わるようにヒメイチゲが咲き始めました。無事に冬を越したコツバメも現れましたが、地面に止まると枯葉に紛れるので、姿を追うだけでも冬場に鈍った観察眼を取り戻す良い目慣らしになります。

今回観察した生きものは、どれも大きさ(高さ)5cm以下でしたが、姫・小・大と体格表現が多彩だなと感じました。


弟子屈町 2021年4月29日 

Ezoakamaru&engosaku
エゾエンゴサクで吸蜜するアカマルハナバチ:女王

Gankouran
ガンコウラン:雄花

春の花が続々と咲き始めましたが、そんな陽気とは裏腹に先週は2回も雪が降りました。
朝晩いまだに氷点下の道東では、冬と春の最後のせめぎ合いが繰り広げられています。


弟子屈町 2021年4月24日 

 以前のココログと比べて、livedoorブログが格段に使い勝手が良いので、気持ち・装いも新たに、こちらを本格的に使い始める事にしました。この数年、各地を転々として来た身としては、新居に引っ越したばかりで何も無い部屋にいるのと似た感じがあります。
 という訳で、改めまして今後とも蜻蛉の手帳を宜しくお願いします。


 道東は、桜が咲くまであと一ヶ月ほどかかりますが、先日の暖気のお蔭で一気に春めいてきました。
Ezoengosaku1
Gyoujyaninniku
春の野山の草花
(エゾエンゴサク、フクジュソウ、ギョウジャニンニク)

Engosaku&Biroudo
ビロウドツリアブ 

Engosaku&Akamaru2
Engosaku&Akamru1
アカマルハナバチ(女王)

 暖かさに誘われて、フクジュソウやアキタブキに続いてエゾエンゴサクも咲き始め、ビロウドツリアブやアカマルハナバチが花々を飛び回っていました。花の開花も然ることながら、昆虫が動き始めると一気に春を感じます。

Ezoengosaku3
エゾエンゴサク:白色

Ezoengosaku2

 白色のエゾエンゴサクが一株だけ咲いており、名残の雪を思わせる様な可憐な姿でした。

 また、トンボシーズンに向けての腕慣らしも兼ねて、年末に購入した魚眼レンズをなるべく使うようにしているのですが、扱いが中々難しいですね。思っている以上に視野が広いので、今回の様に陽射しが強い時は、自分の影が写り込まないようにかなり気を使います。今までとは違う世界観で撮影ができるようになった分、被写体との距離感をこれまで以上に意識する必要がありそうです。
 とは言え、久々に見る生き生きとした草花と昆虫たちを前に、季節の進みを大きく感じた一時でした。 

弟子屈町 2019年4月21日




 ところで、先日の夜にお風呂に入ろうと湯船を確認しにいった時、中に先客がいました。


Ezoyachinezumi
たわし? 毛玉??

 湯船の中でうずくまっていたのは、たわしでも毛玉でもなく、なんと野生のエゾヤチネズミです。しばらく様子を伺っていたら、ただならぬ気配を感じて動き始めたのですが、その動きがなんともかわいい! いや、そんな事はともかく、この後どうするかと扱いに迷った挙げ句、結局は愛用の捕虫網に放り込んで野に放ちました(ちなみに、エキノコックスの中間宿主なので、この後即行でお風呂掃除をした事は言うまでもありません)

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