蜻蛉の手帳

北海道東部を拠点に、昆虫のトンボを中心とした観察記録・写真を掲載しています。 なお、某有名文房具とは一切関係ございません。

カテゴリ: 爬虫類

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ルリシジミ

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コツバメ

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ムラサキツチハンミョウ♀:ヒメイチゲを摂食

今回は、リングストロボを使用しての動物編です。
やはり、影を中和できるためか、明るい印象で写せますね!
正に世界が広がったという心境です。 

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シマヘビ(黒化型)

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エゾリス

久々に、地面に寝転んだ体勢での撮影が多かったのですが、ふと気配を感じて見上げた樹の影から、エゾリスがこちらの様子を伺っていました。
側から見れば、「あの人、地面に倒れて何やってんの???」と思われる光景なので、エゾリスも同じ気持ちだったかもしれません。


今回は、天気が薄曇りだった事も幸いして、全体的にシャープに写せました。
全ての状況でストロボに頼る必要はないとは思いますが、光量の都合でこれまで泣く泣くお蔵入りにしていたようなカットは減るかもしれませんね。
カメラ、レンズと合わせた総重量は少し気になりますが(およそ1.5kg前後?)、これも筋トレだとポジティブに考えて使いこなせればと思います。 


弟子屈町 2023年5月5日 

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イソツツジ

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シマヘビ(幼蛇)

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カラカネイトトンボ:交尾

先週の観察終了後、愛用のカメラ(Canon EOS 70D)の調子がおかしいと思ったら、ついに壊れたようです。
トンボ観察という水気の多い環境で、しかもここ3年は真冬の日中の気温-10℃前後という極寒の環境で活躍してくれたので、仕方がないと言えばそれまでですが、一番の原因は2013年の発売時(=購入時)から、ほぼ一度もメンテナンスに出していなかった私のせいですね。
とりあえずは修理依頼に出す予定なので、しばらくは以前に使用していた懐かしのEOS kiss X5を使っていきます。

そして、改めて写真を見比べると、生きものの良い表情を写しとるのはカメラ本体やレンズの良し悪しだけでなく、本人のセンスが一番左右されるなと、改めて痛感しました。
良い機会なので、初心に帰って自然と向き合おうと思います。
 
 
弟子屈町 2020年7月5日:イソツツジ、シマヘビ by EOS 70D
道東 2020年7月11日:カラカネイトトンボ by EOS kiss X5 

 ヒグマ生息地の強行突破から一週間後、林道の入り口を改めて確認したところ開通していたので、今回は安全かつ迅速な車で現地まで向かいました。
 やはり車移動なら10分で到着したので、30℃近い気温の中を1時間歩いた事がただの苦行としか思えません。 

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コサナエ♀:羽化

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上陸途中の幼虫
 
 水辺を再び見て回ると、早朝から羽化を行っていた数個体と共に、上陸途中と思われる幼虫を運よく発見。羽化のピークは過ぎているはずですが、出遅れた個体がいた事に安心しつつも、この日は昼過ぎから天気が崩れる予報だったので、早く羽化を始めてくれと祈りながら待ちました。

、、、が。この幼虫、かなり用心深いのか優柔不断なのか、発見時から約2時間近くの間に停止と移動を繰り返すばかりで、一向に落ち着く気配を見せません。そうこうする内に、水面には冷たい風が吹き付け始め、空を見上げれば灰色の雲の塊が迫ってきます。

ついには、ポツポツと帽子に当たる雨粒の音。そして、荷物を木陰に避難させている最中に、跡形も無く姿を消す幼虫!? どうやら、羽化を取りやめて水中に戻ったようですが、羽化の雨天中止現場に立ち会うとは思いもしませんでした。

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「また来年に持ち越しだね」by アオダイショウ


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 『林道開通が一週間遅いぞ』とか『ヤゴが優柔不断だったから』とかの言い訳は置いておくとして、まさかの持ち越し二年目になりそうです。


弟子屈町 2020年6月6日 

 道東は暑さの盛りを過ぎて、早くも秋の気配がわずかながら漂い始めています。

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 オオルリボシヤンマ♂

 一月半ぶりに、森の中にある水辺の様子を見に行ったところ、オオルリボシヤンマの第一陣が既に飛び交っており、いち早く成熟したオスが、他のオスやシオカラトンボを相手に熾烈な空中戦を繰り広げていました。

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オオルリボシヤンマ♀:産卵

 空中戦に明け暮れるオスはさておき、首尾よくオスの目を掻い潜ったメスが、落ち着いて産卵を行っていました。昨年はこの場所でオオルリボシヤンマが大発生し、水辺の至る所で産卵を行っていたのですが、今年もそうであるならば再度その現場に立ち会いたいものです。

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クロイトトンボ:産卵

 大型のトンボが作り出す風圧に圧倒されながらも、水面では小さなクロイトトンボが強かに命を繋いでいました。

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ヒガシニホントカゲの大あくび

 そんな忙しいトンボ達を尻目に、倒木の上で日光浴をしていたニホントカゲは大きなあくびを一つ。トンボ達の絶え間ない戦いが穏やかな一幕に思えるほど、強烈な大あくびでした。

弟子屈町 2019年8月11日 

 道東に、ようやく春がやって来ました。
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Ezoyamazakura

 灰色がかった野山に、キタコブシやエゾヤマザクラの白色や薄桃色が加わり、鮮やかさが増して来ました。

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 カツラの若葉

Miyamakatabami
コミヤマカタバミ

Oobananoenreisou
オオバナノエンレイソウ

Simahebi
シマヘビ

 若葉や花々に彩られて賑やかになって来ましたが、一つ気になる事が。冬場の雪が例年よりとても少なかったため、雪解け水の量も必然的に少なく、雨水由来の湿地がカラカラの状態です。昨年の春先に、オツネントンボを観察した湿地も全く水が無いためトンボの気配が皆無で、今年のトンボの発生にかなりの影響が出そうです。 

弟子屈町 2019年5月13・19日 

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